2017年の愛媛県の人口10万人当たりの交通事故死者数が全国ワースト2位だった。
愛媛県警交通部は、今月16日に分析結果を公表した。高齢者10万人当たりの死者も全国で2番目に多く、大きな要因になったと結論付けた。
ドライバーや歩行者、自転車の交通状況を示す数値もワースト10以内に入ったものが多く、安全教育や指導・取り締まりを強化する方針を示した。
17年の愛媛県内の交通事故による死者は78人。そのうち高齢者は48人で、全死者に占める割合は全国平均を約7ポイント上回る61・5%となっている。
愛媛県の高齢化率は全国で8番目(16年10月現在)で、県警交通部長は「高齢化率が高いために高齢者の割合も高いように見えるが、そうではない」と強調。高齢者10万人当たりの死者は11・14人で、全国平均の5・84人を大きく上回っており、高齢の死者が多いことが全死者の多さに直結しているとした。
県内では横断歩行者妨害の取り締まり件数が多い点お踏まえて「基本的なルールをおろそかにしている。事故直前の車のスピードも速く、緊張感が欠如した状態で漫然と運転している傾向もある」とした。「一人一人が交通規範意識を高く持ち、ルールを順守しなければ効果は表れない。今回の結果が潮目となって事故死者が大きく減少し、事故抑制につながるよう関係機関と取り組む」述べた。
※ まさに私も高齢者! 運転にも十分に気をつけたいものです。