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Channel: こけしおばちゃん
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山形県こけし会と肘折温泉 №2。

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 つづき。こけし友の会 春日寛司氏著より。
 山形県こけし会の総会は18時から懇親会が始まる。
 岡崎幾雄副会長の司会と開会の挨拶の後、会田栄治会長の総会報告では、最近の若い工人達の腕の良さを見直している。日本人として芸術家としての魂が感じられる。良い物は残っていくように新しい物でも良い物は必ず残っていく。最近の諸物価高騰の折、こけしももう少し高く売れると良いと思うと話された。
 次いで、青葉こけし会斉藤友孝会長は、皆様のご支援で30周年を迎えることが出来た。当会の会員も若い愛好家が増えて世代交代が進んでいると挨拶された。その他、各来賓の挨拶が続く中、山菜主体の美味しい御膳とお酒で皆旧交を暖める。 
 宴たけなわの所でこけしの抽選会があり、山形の工人が心を込めて作ったこけしが各自に当り、皆大満足であった。21時頃、中締めで閉会となった。
 翌日は朝市や土産物店で買い物を楽しんだ後、温泉街の高台にある鈴木征一工人の工房を訪問。各地からの訪問者もあり、こけし談議に花が咲く。奥様手作りのわらびを始めとする山菜に舌鼓して、午後の便にて東京へ戻った。以上。
 ※ 山形系こけしは、作並で修業した小林家が、山形で始めた系統で、頭部には、作並に似た輪飾りに放射線を加えた模様を描き、胴は細めで、上下の鉋溝またはロクロ線の間に梅または桜、菊などの模様を描く。分布は、山形市、米沢市、天童市など。
 

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