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Channel: こけしおばちゃん
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こけし灯籠

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 こけし手帖「我が家のこけし灯籠」矢田正生著
 黒石の観光案内などでは灯の点いたこけし灯籠がこみせや旅館をバックに幻想的な風景を見せている。しかし、黒石に行っても宿泊はいつも山間部に宿を取るため、明るいうちに黒石の町を離れていて、こけし灯籠に灯が点いたところは見たことがなかった。
 平成26年たまたま板留温泉の丹羽旅館に宿泊する事になり、こけし灯籠に灯が点いたのを見ることができ、その情景に酔い、これが我が家にもあったらいいだろうなと想ったものである。
 平成27年「みちのくこけしまつり」の会場に五基の系統のちがうこけし灯籠がたち、会場の雰囲気作りに一役かっていた。東京・巣鴨のとげぬき地蔵の住職のお世話で飾られたとのこと。そういえばとげぬき地蔵の写真には何基かが写っていたのを見たことがある。「こんな私もほしいなあ」といったことが、まつりにおいでになっていた「東京こけし友の会」の橋本永興会長に伝わり、後日、こけし灯籠の作者の森勇一氏の電話番号などを連絡いただき、作るのなら仲を取り持つと言って下さった。個人で購入できるとは思っていなかったのでうれしい便りであった。
 灯籠のモデルにするこけしはどれにするか。私のこけし整理用のシールは、秋山一雄の頭部様式を取り入れてる。そんなこともあり見映えなども想像しながら灯籠は、秋山一雄のこけしをモデルにすることに決めた。しかし、寸法などの詳細はどうするか、やはり作者にあって決めなければ不安もあって、5月のゴールデンウイークに訪ねて注文したいからその時はよろしくと、橋本氏に返事した。予定が決まれば連絡を入れますとご返事をいただいた。
 平成28年4月末に、寄り道をしながら行くので、何日とは言えないが必ずお訪ねしますと、便りをして家を出た。
 津軽系伝承工芸展の森勇一氏を訪ねると、お待ちしていましたと迎えて下さった。秋山一雄のこけしを持参し、これをモデルにお作りいただきたいと話し、助言をいただきながら寸法を決めた。このこけし作ったことがないので期間もいただきたいとのことでお引き受け下さった。(写真は矢田宅の玄関の灯籠こけし)です。
 ※ 矢田氏は、名古屋こけし界の重鎮の方で、こけしフアンの私に色々アドバイスをして下さった方です。

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