今日は二十四節気の「霜降」
超大型の台風21号は温帯低気圧となって日本を去ったが、今日は二十四節気の霜降。金木犀は、先日からの雨で散ってしまったが、近所のイチョウ並木が黄色に染まり始めた。...
View Article東西こけし展巡り
年始めからTVでこけしの特集番組が放映されるなど、こけしに注目が注がれる昨今、西の名古屋と東の千葉で相次いでこけし展が開催されたので出掛けて来た。関東地方のこけし展にはちょくちょく顔を出すものの、流石に名古屋のこけし展を見に行くのは今回が初めてであった。...
View Article大沼秀則こけし
鳴子系こけし工人・大沼秀則工(昭和34年生まれ)は、大沼誓・力工人と続く高勘系を継承する鳴子系の中堅工人です。昭和53年より父、大沼力工人の下で木地修業を始め、高勘系を継承したこけし製作を行う。 父で師匠の力工人は全国こけし祭名誉工人、みちのくこけしまつり無審査工人の鳴子系の名工です。...
View Article二代目浅之助(渡辺和夫工人)の小寸こけし
『こけし手帖』平成27年7月号 654号「例会ギャラリー」より。 渡辺和夫工人は土湯湊屋系列の浅之助・由吉・芳衛・芳雄と続く工人です。 昭和40年頃より芳雄工人の下で木地修業を行う。昭和46年に「渡辺和夫」名義のこけしが初めて世の出たと言われています。現在、湊屋系列直系の工人は残念ながらいない。 和夫工人と最初にお会いしたのは平成7年の土湯こけし祭りでした。...
View Article吉野稔弘(としひろ)こけし
弥治郎系こけし工人・吉野稔弘(昭和61年生まれ)は、宮城県白石市弥治郎に生まれる。地元の学校を卒業後、サラリーマンとして働いていたが平成23年の東日本大震災を契機に以前からこけし工人への誘いを受けていた、佐藤英雄工人の下でこけし工人になることを決意する。 平成23年5月より弥治郎系こけし村で佐藤英雄工人の下で修業する。...
View Article高橋正子こけし
鳴子系こけし・高橋正子工人は高橋勘治・盛・盛雄・輝行工人と続く高勘の伝統こけし工人です。盛工人の孫娘で高橋松子工人の長女で高橋義一工人の姉にあたる高橋の直系です。 昭和54年頃よりご主人の輝行工人の勧めもあり描彩の修行を始めて、こけし製作を行っています。輝行工人の木地に主に小寸こけし・ねまりこへ描彩をしています。 平成27年...
View Articleとげぬき地蔵尊高岩寺のこけし製作実演
平成27年7月2日(木)~6日(月)午前10時~4時まで、とげぬき地蔵尊高岩寺信徒会館にて、弥治郎系こけし工人の新山実さん・新山真由美さん・吉野稔弘さんがこけし製作実演をおこなった・会計として新山実夫人の千恵子さんと伯父、佐藤英雄工人に師事修業中の木村敦さんが参加、計5名が来られた。...
View Article成田嘉則コレクション
=戦前の名品こけし100本が群馬県の秘境の湯に展示= こけし友の会会長・橋本永興・かなめご夫妻著より。 私達は秘境巡りをしていた。妻の出身県の群馬にある北北軽井沢に近い浅間隠温泉郷の秘湯「かやぶきの郷 薬師温泉旅館」によく泊まりに行っている。宿の高木文平支配人に私が伝統こけしを集めている話をしたことがあった。...
View Article成田嘉則コレクション②
※ パソコンの調子が悪くて困りました!。 「成田嘉則コレクション」 成田コレクションの郷土玩具、展示の郷土玩具の一部は他の蒐集家のコレクション。他の展示の郷土玩具は郷土玩具は、郷土玩具研究家の鑑定の結果、国宝級の物があるとの事。 戦前の古品こけし約100本、戦後のこけし120本とえじこ・ダルマが成田コレクション。上段のこけしは他の蒐集家のコレクション。...
View Article新しい収集家に望むこと ①
『こけし手帖』695号 こけし友の会・小岩.俊一氏より 一時は落ち込んでいた、こけしの愛好家、収集家の数が、最近復調の傾向が顕著に見られ、友の会も会員数が増え、特に若い女性を中心とした年代の若い人の数が増えて来た。...
View Article新しい収集家に望むこと ②
また昔の話を出すが、かつては「旧型(伝統)こけしこそ、こけしであって新型こけしはこけし人形と言い、我々はこれを厳しく区別している」と書いたり言ったりした人が多く居た。欺くいう筆者もその一人であり、人の事は言えないのだが。...
View Article新しい収集家に望むこと ④
読み返してみて、考えが二転三転していて、お前、何を書いているのかと問われてもしかたなく、要はこけしの伝統性が流されていく、失われていくような気が事実しているので自己流解釈で書き記したもの。やはり伝統性は守らなければという古収集家の思いである。これがあとに続く収集家への願いである。御免下さい。おわり。こけし友の会々員・小岩俊一氏著より。 ※ 『伝統こけしの魅力』...
View Article岩附義正こけし
土湯系・岩附義正公人は教員の傍らこけし製作へ一方ならぬ興味を持ち、昭和54年頃より休みを利用して土湯へ通い、渡邊和夫工人より木地・描彩の指導を受ける。 和夫工人の許可を得て、昭和58年頃よりこけし製作を行っている。平成26年4月に正式に仕事を終えたのを機にこけし製作に専念している。...
View Articleこけし灯籠
こけし手帖「我が家のこけし灯籠」矢田正生著 黒石の観光案内などでは灯の点いたこけし灯籠がこみせや旅館をバックに幻想的な風景を見せている。しかし、黒石に行っても宿泊はいつも山間部に宿を取るため、明るいうちに黒石の町を離れていて、こけし灯籠に灯が点いたところは見たことがなかった。...
View Article弥治郎こけし初挽き
平成29年1月2日午前10時より弥治郎こけし村の小野宮惟喬親王神社において、平成29年度第51回初挽きが挙行された。今年の初挽き実演者は吉野稔雄工人であった。 今年は昨年以上に温暖な気候でこけし村には雪が無く、曇りであった。...
View Article新山真由美・柴田良二のこけし
写真は、弥治郎系・新山真由美と木地山系・柴田良二の4寸のこけし達です。 新山真由美工人(昭和40年生まれ)は、昭和63年より義父、新山吉太郎工人と夫、吉紀工人の下で木地修業を始めこけしの製作を始める。 こけしコンクールでは、毎回の様に入賞する経験・技術・技法に優れた女性工人で、第57・58回全日本こけしコンクール(白石)、第61・62回全国こけし祭りコンクール(鳴子)で賞を獲得している。...
View Article木地びなコレクション ①
東京こけし友の会・大原裕子氏より 幼い頃、おひなさまを飾るのは一家総出のイベントだった。ひな壇を組み立て、箱から取り出した”ひな”と一年ぶりに対面、落とさぬ様に背伸びして飾った思い出がある。...
View Article