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Channel: こけしおばちゃん
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長谷川優志・佐藤英裕こけし」

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 津軽系・長谷川優志こけし工人(昭和53年生まれ)は、祖父の長谷川辰雄工人、父の長谷川健三工人と続く津軽大鰐系の三代目のこけし工人です。平成16年より父の健三工人の下で木地修業を行い平成20年よりこけし製作を本格的に始めました。弘前市の津軽藩ねぶた村に健三工人と共に工房を構えてこけしおよび独楽の製作を行っています。
 こけしは主に祖父の辰雄型、三上文蔵型、島津彦三郎型、佐々木金次郎型、村井福太郎型、村井操型、および福原栄次郎型等を製作します。 
 遠刈田系・佐藤英裕こけし工人(昭和26年生まれ)は、佐藤円吉・文吉・文治・丑蔵・文男工人と続く遠刈田系の伝統こけしを継承する工人です。昭和41年より祖父の佐藤丑蔵工人および父の文男工人の下で木地修行を始め、昭和51年から丑蔵庵を継承して本格的にこけしの製作を始めました。
 遠刈田新地にある丑蔵庵は観光バスが立ち寄る数少ないこけし工房として知られています。こけしは主に祖父の丑蔵型及び文助型を製作しています。
 写真のこけしは、右から黄胴に旭菊模様の文蔵型、二番目は黄胴に帯模様の辰蔵型、三番目は白胴に津軽塗り模様の文蔵型、四番目は福原英次郎型です。すべてのこけしが木地・描彩共に丁寧に仕上げた見応えのあるこけしです。
 次に右二本のこけしは、佐藤英裕の丑蔵型こけしです。右はおかっぱに張りのある力強い表情、上下に赤と緑のロクロ線・間に重ね菊、左は手絡に一筆目でユーモラスな表情、上下に赤と緑のロクロ線・間に重ね菊で丑蔵の特徴を捉えた伝統性を強く感じる見応えのあるこけしです。 

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