鳴子系・大沼秀則こけしは大沼誓・力工人と続く高勘系を継承する鳴子系の中堅こうじんです。
昭和53年より父の大沼力工人の下で木地修業を始め、高勘系を継承したこけし製作を行う。父で師匠の大沼力工人は全国こけし祭りの名誉工人、みちのくこけしまつり無審査工人の鳴子系の名工です。
秀則工人は日本こけし館で実演を行っています。また、全国こけし祭り(平成25年鳴子)および第56回全日本こけしコンクール(平成26年・白石)で入賞する程の技術・技能・経験共に卓越した工人です。
写真のこけしは、立ち子五種類です。面描は全て一側目・猫鼻・二筆の紅口です。右から胴模様が牡丹くずし、二番目は楓模様です。真中は二段の桔梗、四番目は桔梗です。左は菱菊です。
どれも愛らしく身近に置いて楽しみたいこけしです。
祖父の誓工人・父、力工人と素晴らしいこけしを残し鳴子系を代表する工人として今でも蒐集家の間では羨望のこけしです。今後も高勘系のこけしを高めてください。 『東京こけし友の会』参照。