鳴子は、宮城県仙台市から、汽車で約二時間ぐらいはいった、山の中の温泉町です。町はかなり大きく、ホテルや旅館がたくさんあるので、一年をつうじて、かなり観光の人が行く所です。とくに、鳴子はこけしの産地で有名で、軒を並べてこけし屋さんがあります。こけし屋さんの店の中では、それぞれ、こけしを作っている。昔から伝わる自分のスタイルを守って作っているので、こけしを見れば、こけしはあの店で作ったものだということがすぐわかります。なんでも、こけしは、四百年ぐらいまえから、東北地方で、子どものおもちゃとして作り始めたそうです。今では、こけしは、りっぱな美術品として観賞されるようになったのも、こけしが民族芸術としての歴史を持っているためでしょう。絵と文・谷内六郎「こけし時代」より。
鳴子は、宮城県仙台市から、汽車で約二時間ぐらいはいった、山の中の温泉町です。町はかなり大きく、ホテルや旅館がたくさんあるので、一年をつうじて、かなり観光の人が行く所です。とくに、鳴子はこけしの産地で有名で、軒を並べてこけし屋さんがあります。こけし屋さんの店の中では、それぞれ、こけしを作っている。昔から伝わる自分のスタイルを守って作っているので、こけしを見れば、こけしはあの店で作ったものだということがすぐわかります。なんでも、こけしは、四百年ぐらいまえから、東北地方で、子どものおもちゃとして作り始めたそうです。今では、こけしは、りっぱな美術品として観賞されるようになったのも、こけしが民族芸術としての歴史を持っているためでしょう。絵と文・谷内六郎「こけし時代」より。