九月になりました。夏休みも終わり静かな朝です。
歳時記によると「九月」が季語として使われだしたのは、明治以降だが、この直接的で飾り気のない語幹が案外現代の人の好みに合って、かなり使われている。
九月は台風の多い天候の定まらない月で、昼の暑さにひきかえて夜は目に見えて涼しさを加え、虫の声も秋の盛りを告げる。彼岸を過ぎればひとしお「秋冷」を覚え、雨が降れば「秋霖」の始まりとなる。「白露」は二十四節気の一つ、9月8日ごろで、このころから本当に秋らしくなる。
日本の四季の移り変わりは、いつも新鮮で興味深いですね。私はその時期ごとに綺麗な言葉がすごく好きなのです。庭で鉦叩きの虫が鳴いています。この時期は、おいしい新米が出てきすね。
☆ なにがなしたのしきこころ九月来ぬ 日野草城