私のピアノの先生のコンサート。実は、体力も弱ってきたので、弾き納めコンサートだと先生は言っているが、、、、。
昨日、松山城の南麓に建つ由緒ある「萬翠荘」で先生のピアノコンサートがあった。萬翠荘は、戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な建物として、愛媛県指定有形文化財となっている。そこで厳かに行われた。先生の最後のコンサートにふさわしいところでした。
先生は私と幼馴染の同級生。中学校まで一緒だったが、東京国立音楽大学高等科に行ってしまった。先生は、子供の頃から、ピアノを頑張っていたが、手の指には、しもやけが出来てじゅくじゅくしていたことなど思い出します。それでも頑張って精進していったという。
松山に帰り、高校の特音で長年教えたのです。コンサートには、教え子の方や、国立音大のお友達など立派になられた方たちが多く来られていました。
私の稽古の時は、先生の流暢な指先にいつも感動している。すると先生は「何万回の弾いているからね」とサラッというのです。かっこいいですね。