October 26, 2015, 9:00 pm
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「こけし事典」(岩崎美術社)の監修者:菅野新一、編集者:土橋慶三氏は美術社から「こけしガイド」を出版していて初心者啓蒙に努力した人。西田峯吉氏は、東京こけし友の会々長として手堅くこけし界をまとめていた人だから、この本の執筆はすでに定説として確立した事項の集成と、一般愛好家の啓蒙を目的としていたであろう。既定の事実や議論の集大成としては過不足なく整理されていて、よくまとまった本だといえる。
また橋本鉄男氏の木地師の解説などはこけしの本として対象の幅を新たに広げるものではあったが、この部分はこけし蒐集家自体にとってそれほど興味を引く対象ではなかった。それ故、玄人の蒐集家の目には新味のない、物足りないものと映ったのはやむを得なかったかもしれない。解説より。
我が家の、この「こけし事典」は、58年4月に求めた本です。このこけし事典は再販本です。初版から14年経ているので、少なくともこけし界の現状に即応できる内容に近づけたいという希望であった。この点では、再販において改訂または補強した点もあるという。
※当時、求めたものの、よく分からなかったが、今回、読み直してみるとよく分かります。楽しみにして読み直しています。
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October 27, 2015, 6:39 pm
「こけし」という名称が、この種の人形の一般的統一的名称となったのはおそらく昭和以降で、それまでは各地方毎に方言でよんでいた。わずかに宮城県下の方言中に、こげす、こけす、こうけす、こげしなどと、現在の統一的名称に近いものがあっただけである。統一的名称が「こけし」に落ち着いたのは、おそらく、中央で出版された書物が、たまたま「こけし」の名でこの種の人形を紹介したことに起因すると思われる。
明治24年出版の「うなゐの友」初編、同34年出版「こけし這子」と記載した。昭和3年出版の最初のこけし専門書も書名を「こけし這子の話」としている。後年「バウコ」「這子」を省して、単に「こけし」というようになり、統一的名称の確立を見た。『こけし事典』より。
※一般に単に「こけし」というときは、東北地方に伝えられたものだけをいう。別項の「こけし人形」に対して「伝統こけし」、または「旧型こけし」ということもある。
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October 28, 2015, 7:45 pm
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『こけし事典』編著の西田峯吉氏より
「こけしという発音に通ずるような漢字を当てて「こけし」と読ませている用例を見受ける。たとえば、木形子、木芥子、小芥子、木削子、木華子、御芥子、御形子、小笥子、木戯子などの類である。しかし、現在では平仮名または片仮名で書くことがよいとされている。昭和十四年八月、宮城県鳴子温泉で開催した全国こけし大会では、仮名書きによるべきだということを決議した事実もある。」
福島市土湯温泉に向かう途中、雄大な吾妻の山並みが広がり眼下には福島市内が一望できます。そこには「原郷のこけし群・西田記念館」があります。
みちのくとこけしを愛した故西田峯吉氏(1900年~1993年)を記念する伝統こけしの展示館で、西田コレクション3.500本を含め約10.000本のこけしが収蔵されています。館内三つの展示室では約1.300本のこけしを展示して、こけしの歴史や各地の伝統こけし、戦前の貴重なこけしなども紹介している。
※私は、こけしコンクールに参加したときは、必ず土湯温泉に立ち寄り、西田記念館に立ち寄ります。懐かしいこけしや書籍があって楽しめます。写真は西田記念館の館内です。
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October 29, 2015, 11:12 pm
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「原郷のこけし群・西田記念館」は福島市内から土湯温泉に向かう途中にあります。
伝統こけしの振興に尽くしたこけし蒐集・研究家、西田峯吉氏は、明治33年生まれ、大正12年から農林省の役人として、蚕糸業に関わり、東北各地をめぐりながらこけしに出会った。東京こけし友の会では昭和31年~平成3年まで会長を務め、鳴子温泉の「全国こけし祭り」では永年審査委員長を努めた。「原郷」とは、西田氏のこけしに対する思いを表現した言葉で、心に郷愁を呼びおこすようなこけしを「原郷のこけし」と呼んでいるのです。
西田峯吉氏は愛蔵していたこけしと資料をこけしのふるさと福島に残して一般公開したいという強い希望があり、公益財団法人東邦銀行教育・文化財団の地域文化の振興に役立ちたいという目的のもとこけし館として設立され、平成7年4月にオープンしたものです。
※西田峯吉氏は、平成5年に亡くなられた。その後、平成7年に「原郷のこけし群西田記念館」がオープンしたのです。西田記念館の玄関で「巨大土湯こけし」(写真)が迎えてくれます。是非一度は行ってみてください。
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November 1, 2015, 1:02 am
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昨年来新型こけしの売れ行きが半減した現象は、伝統こけしの社会にも大きな波紋を及ぼしている。
新型こけしの悪徳業者の一部は、伝統こけしの隆盛と値上りの現況に着目して、偽物こけしを大量生産し、それを半値以下で卸し、大衆をだまして、巨利をむさぼっている事が明らかになった。そのやり口は巧妙で、サインだけを、本人に書かせて、木地から描彩までも、まったく他人まかせということさえある。また一方堕落した工人の一部には、木地も描彩も他人にまかせて、自分のサインだけで地方頒布会に大量放出している例がある。これは、工人自ら、自分の首を締めるようなものである。
昭和58年に求めた「こけし事典」の抜粋です。写真は関係ありません。
※マニアたちは、こけしの作者も、形もよく勉強しているから、間違いはないのですが、このようなこけしがあれば、憤りをおぼえますね。
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November 1, 2015, 9:00 pm
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復元こけしの乱発乱用の結果、ただ模倣に終わって、一見すると伝統こけしのようにも見えるが、その本質は、まったく似て非なるものであることを知らなければならない。伝統の正統なる継承者によって研究し、復元することは良い結果をもたらすが、正統継承者でもなく、充分研究もしないで、みだりに復元を試みることは悪結果をもたらす。その例として、最近いたるところで写真だけ見本にして模造品を作って売ったり、又その模造品を見て、初歩の蒐集家は、われもわれもとその真似をして工人に発注し、工人をなやませている現状である。このことは先に述べた悪質は良質を駆逐するの現実的な弊害をかもし出している。
これは、作る方の工人も、研究者、蒐集家、それを売る業者も慎重な態度を取るべきであろう。「こけし事典」より
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November 3, 2015, 12:30 am
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(株)あわしま堂は、愛媛県八幡浜し保内町に本社を置くお菓子メーカー。 自家製あんこにこだわったお菓子の国あわしま堂。銘菓志向ではなく、どら焼きやタルト、カステラ、シュークリーム、ブッセ等、おやつ志向の和菓子・洋菓子の生産をしている。愛媛県の代表銘菓である「タルト」は、当社で製造されたものが愛媛県外でも購入できる。愛媛県外には、九州地方や中国地方、京都市などに支店や営業所がある他、海外にもまんじゅうなどの菓子を輸出している。
平成11年、日本酒の蔵元が多いことで知られる京都市伏見区に京都伏見工場を開設。販売エリアを近畿地方にも拡大した。京都伏見工場で作られた製品には「京都伏見」と記している。京都伏見工場で作られる製品には、酒作りに使われる伏見の地下水が用いられている。
八幡浜工場で作られた製品は中国・四国・九州地方に流通され、京都伏見工場で生産された製品は近畿・北陸・東海地方に流通されている。
※あわしま堂が、今や全国的菓子メーカーになりつつある様子が、先日、テレビ放映された。中で「わけあり直売所」があるというので、工場を訪ねた。
広い工場が並び、すぐ裏には八幡浜港のある湾はあり、一角に直売所がある。県外ナンバーの車も駐車しており、1パック50円、100円のお菓子。嬉しかったですね。
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November 3, 2015, 6:01 pm
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愛媛県八幡浜市は、四国の西の玄関口といわれ「みかん」と「漁業」が盛んな処です。今は高速道路が出来て簡単に行けるようになったが、私の養母がお嫁入りする時には、船で行ったと聞きました。その為に我が家の菩提寺は宇和島にあるのです。毎月のお墓参りには、立ち寄るところを見つけて、楽しみながらお参りします。
今回、話題の「八幡浜ちゃんぽん」に行ってきました。人口3万8000人の八幡浜市では「八幡浜ちゃんぽん」を50店舗余りが取り扱っているほど人気のあるご当地グリメメニューなのです。
行列の出来るお店を狙って行きましたが、やはり並んでいました。どっしり大きい砥部焼の重たいどんぶり鉢に盛られた「八幡浜ちゃんぽん」は、長崎ちゃんぽんが豚骨ベースで白濁濃厚スープであるのに対し、鶏がら・鰹・いりこ・昆布などでだしを取った黄金色のスープで、アッサリとしたやさしい醤油味に独特の中太ちゃんぽん麺を使用し、たっぷりの野菜とじゃこ天が特徴です。
※地元ではソウルフードとして力を入れています。すごくあっさりしていて美味しかったのです。是非行ってみてください。
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November 4, 2015, 8:36 pm
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我が家の駐車場が手狭になった。子供たちの車も今風に大きくなり、駐車することが無理になった。我が家は、昭和43年12月に建てた、築50年になるかなり古い家である。家の廻りには庭があり、日本的風情のある家で気に入っていたが、、、、。
いつもお世話になっている大工さんに相談すれば、今は、一家に3台の駐車場が必要として、庭を壊す家庭が多いという。少し気は楽になり、寂しいが思いついて庭を壊したのです。
我が家の前庭20坪足らずが駐車場に、、、。またたく間に、大きな石や石灯籠二基、松の木、しだれ梅、金木犀、紅葉。樫の木、椿、霧島つつじ、姫アヤメ、ヤブラン、石蕗等など、、、すべて50年ものの老木ですが、すべでスクラップに消えてしまったのです。
今は車時代、昭和38年、私が免許取得した時には、祖母が「運転などしていたらお嫁に行けんよ」と反対したが、父は「これから車時代になるから」と言って賛成。当時、道路事情もかなり悪かったが、行動範囲も広がり、家族や、親戚の叔父や叔母の足となって役に立ったし、今だにそうですね。
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November 6, 2015, 12:08 am
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こけしの材料は、東北地方に自生する木で、建築材料や木炭などに加工できない比較的材質の軟らかな木が使われている。みずき・ほうの木・かえで・中にはケヤキ・トチノキ・エンジュ・ツバキなどがある。堅い木や、柔らかい木など、いろいろ、どの木にも共通した性質がある。
それは、乾燥不十分で、木の内部に水分をたくさん含んだ木は、いきなり太陽光線にさらしたり、室内の暖房装置のある部屋に永く置くと急激に水分が蒸発して木が割れてしまいます。
充分乾燥した木であるが、年数が経って古くなったもの、いわゆる古品のこけしは、割れる心配はないと思っている方だ多いが、それは間違いで、木は古くなる程、水分がまったくなくなり、想像と反対にもろく、割れやすくなる性質を持っている。これを予防する最上の方法は、こけし全体にシリコンワックスを塗って、硝子張りの戸棚に入れて、飾っておくことです。
※こけし工人の工房を訪ねると、軒下や小屋にびっしりこけし材を積んで乾燥していますね。ロクロ挽きまで、数年さらしておくのです。我が家のこけしたちは、いつも眺めて見えるところに置いているので、かなり色あせています。アーアー。
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November 6, 2015, 7:52 pm
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こけしに使う染料は、太陽光線や蛍光灯に弱く、色がさめ易い性質と、水に会うと消えてしまう、たよりない性質を持っている。
一番弱いのは、紫・黄・青・赤・黒(墨)の順序で、黒が一番最後まで残っています。したがって、予防の方法は、太陽光線と蛍光灯を極力避けることです。この用心さと工夫を払えば、まず安全です。これも、シリコンワックスを塗って、硝子張りの戸棚入れておくと多少、予防効果があります。
さて、赤カビ、青カビ、黄カビの予防は、発生してからは、処置の仕方がありません。廃物同然になるから、そうなる前に、シルコンワックス(その中にカビ止めの薬品が入っています)を塗っておけば絶対安全です。
※東北のこけし祭りでお会いするマニアの方たちは、こけしのためにマンションを借りたり、座敷の鴨居の上に、硝子張りのこけし棚を作ったりとか聞きます。皆さんは、こけしを大切に可愛がっているのです。よ!。
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November 7, 2015, 5:45 pm
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こけしの虫食いの穴を発見し、その穴から黄色の粉が出てきたときは、即刻、フォルマリン液の注射をするか、DDTの粉末を注入すると、拡大を防ぎます。但し、フォルマリン液は、素人の方が扱うのは危険ですから、薬剤師に相談するといいです。虫は木食いの虫の一種で、大半は山で原木のときに寄生したもので、甘い樹液の樹木に多いのです。こけしの中に、木喰い虫の発生を発見した時は、他のこけし群から隔離しておくことが望ましい処置です。
菅野新一監修『こけし事典』を参照。写真は虫食いのこけしと関係ありません。
※虫食いこけしには、まだ出会っていませんが、水滴が散った時は、赤い染料が流れたことがあります。最近のこけしには、まずないと思いますね。
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November 8, 2015, 5:28 pm
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私は、いつ頃から、こけしに興味を持ったのか振り返ってみると、どこのお家にも座敷戸棚にこけしが1.2本並んでいるように、我が家にもあったように思う。そのころ、父の東北旅行のお土産に、写真の尺二寸のこけしをもらった。
いつでも、そこらにあって、私の持ち物の一つであった。四国松山では、伝統こけしについて分かるはずがない、ただのこけしだったと思う。こけしに対する一つのきっかけは。この事は何度も書き込んだが、昭和52年3月14日「新日本紀行・夢の中まで雪降るや」の番組で、湯田温泉の遠刈田系、小林定雄工人が作り出す、きりっと引き締まった顔、なんともいえない温かい微笑をたたえたこけしが、私を完全に魅了してしまった。今思い出しても、心がときめきます。
そんな時、松山のデパートにて、東北物産展という催しが、数年間来られたのです。すごく嬉しかったですね。私のこけしは、1本、2本と増えて行ったのです。
※、こけし仲間から、教えてもらったのですが、この私の原点となった、写真のこけしは、山形系(作並系)こけし工人・鈴木昭二の「胞吉型・梅こけし」と教えてくれました。、しかし、反論の方もあったが、こけし工人も、長い間に苦しい時のあったので、お土産用に作ったのかも知れませんね。でも、この一本のこけしは、私の原点のこけしなのです。
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November 9, 2015, 9:49 pm
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こけしを永年集めている経験から振りかえってみると、誰もが共通して陥りやすい事は、、、、。こけし蒐集家・西田峯吉氏の文献より。
(A)本数を多く集めて自慢する事。
(B)値段の高い、大きなこけしを数多く持っていることを秘かに誇りにする。
(C)他人が持っていない珍品を数多く持っていることを鼻にかけること。
これは少しも自慢にならないだけでなしに、こけし蒐集の上では、むしろ邪道だと言えよう。この集め方をすると、いつまでたってもこけしを見る眼が成長しないだけでなく、永く集めても、眼はつねに幼稚の域を4脱せず、蒐集品の中にはいいものもあるが駄物も相当多い。この蒐集は、金と時間の浪費で意味がない。
※我が家のこけしは、最初から何も解らず、単純に、まず、顔が可愛いとか、この工人のこけしは持っていないとか、形が可愛いとか、珍しい形だとか、模様がいいなとかで集まっている。だいたい八寸から一尺物が多いのです。こけしに出会ってから永いのに、まだいい作品だとかが、良く解らず、好きな工人の作品が集まっている状態です。
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November 11, 2015, 3:32 am
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こけし蒐集家・西田峯吉氏の文献によると、、、、。
,泙困海韻靴寮K,蓮∀酸0焚次⊆契、八寸(20センチ前後)ものを中心に、充分吟味して選ぶ癖をつけること。
◆.イドをよく読んで、伝統こけしの筋の通った工人のこけしのうちから、自分の自分の直感で選ぶこと。
新型こけしや伝統こけしに似せた新型こけしなどは、はっきり区別して、選ばないようにする。
ぁ,燭戚~海函好きだから集めるのだという初歩の段階を、一日も早く卒業して、こけしを生んだ東北地方の風土と、それを作る工人の生活を調べてみること。出来るなら、東北の産地を訪ねて、直接東北の風土と工人に会ってみること。
※、私は、今だに初歩的なこともしている。どうしようもないですね。でもね、いつもお会いする下関のマニアの方は、ほとんどのこけしは一尺もの、並べる部屋が手狭になったので、マンションを買ったのだと、先日、鳴子こけし祭りでお会いした時に言っていました。すごいですよね。
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November 11, 2015, 6:12 pm
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伝統こけしを集める手段としては、
々人へ直接注文する方法。工人の都合をよく問い合わせてから、注文すること。いきなり、一方的に送金して、先方の都合もきかずに送らせようとすることは、絶対いけない。工人によっては都合があり、送ってもらえない。
◆,海韻靴鯒笋詭鰻歸垢ら買う方法。東北各産地の土産店や、又は東京、大阪、名古屋、その他の都市の民芸店などから買う場合には、信用のおける、良心的なお店かどうかを、充分調べてから買うべきである。専門店の方が割安である。
各都市のデパートで買う場合。 デパートに、産地から実演にきたときなど、その産地のものを吟味して買えば、案外いいものが入手できる事がある。デパートは、普通の店より割高であることを承知の上で買えばいい。
ぁ,海韻靴糧夘朮颪杷磴場合。 伝統こけしは、新型こけしのように大量生産できないので、頒布会などで、扱える品でない。
ァ‥豕海韻畦Г硫颪愼颪靴篤蠅垢詈 A藁昭和28年8月、蒐集家と工人の非営利団体であるから、毎月会員にはほとんど実費でこけしを頒布している。こけし界のニュースも良くわかる。
※ まず、私のこけし蒐集は、初めから間違っていた。それは、東北から離れた四国松山だからでしょう。
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November 13, 2015, 4:51 am
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今年の「立冬」は11月8日だったがその日は、松山で最高気温26.4度の「夏日」だった。もはや「異常気象が日常」のこのごろ。厳しい寒さの到来を待ちわびているわけでもないが、時季にふさわしい気候でないとなんとなく気にかかるのは、四季の国の人間なのでしょうか。「寒の戻り」と言う言葉はあっても「暑の戻り」とは言はないが、まだしばらく寒さはやってこないと言う。
このごろは「小春日和」が気持いい。天候も定まり晴れて暖かい日が多く、春のようなので「小春日和」などと言っている。やがて来る風雪の前に天から賜ったような気持のいいこと。
冬が深まってきて、冷たい風の強く吹きつける日や一日中太陽のかけらも見えない日々が続いた後に、ほっとする暖かい日和に恵まれる「冬日和」もいい。
※人生も季節のように年相応に移ろっていくが、たまには「暑の戻り」があっても悪くないよね。
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November 14, 2015, 4:21 am
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お友達よりランチに誘われて出かけた。そこで話題になったので、となりの市の東温市で開かれている「第19回・四国矯正展」に行った。ここは、松山刑務所内にあって、この日は、服役している方の作られた刑務所作業製品を展示即売しているのです。松山市の各福祉団体、更生保護女性連盟、四国少年院など等から、日用品の手作り品、手作り野菜など、、、ステージも作られて、各団体からの獅子舞、演劇、演芸、ダンス、吹奏樂演奏、落語、など、、、。感動してしまった。中でも、手作りの大型テーブルと椅子セットはすごく立派で驚きました。すでに予約済みでしたが。そして、出展業者には、広島刑務所を始め、松江、高松、高知、徳島、山口、尾道、岡山、岩国、大分などの各刑務所の作品が売られていて、値段も安く、すごく感動しました。私は、岡山刑務所の備前焼の「一輪挿し・ざくろ」(写真)を買って協力しました。
※ここは、松山刑務所内であったが、すぐそばには、高い高い刑務所の塀があって、見張りがやぐらが見えて、ちょっと寂しく感じてしまった。
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November 14, 2015, 6:30 pm
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現在、肥満が大敵のようにいわれている。私自身も苦労している。もちろん医学に基づく根拠のあることですね。でも、子供の頃(昭和30年代)は、太っている人のほうが貫禄があっていいと、むしろ憧れの目で見られるほどだっだ。特に男性は。
当時は、物が豊富でなく、満腹がぜいたくだった時代、太っているのは豊かさの証明でもあったように思う。そして現在、飽食の時代になって、スリムな体系が、主にそれを維持する経済力のある人のイメージになった。
昨日、お友達とランチいた時に、その話が出て、医者に「痩せなさい」「痩せなさい」とそれぞれ言われている。子供の頃、大家族で食事をした事など、みんなと同じものを、親が作ったものをいっぱい食べていたよね。現在のように、栄養的にバランスを考えていただいた事などなかったよね。
※価値が時代によって逆転してきた事は、いっぱいあると思うが、これもその一つかもしれない。
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November 15, 2015, 6:03 pm
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伝統こけしには、それぞれ中心産地があって、その産地の木地師集団の系統や工人の師弟関係等の推移による分類と、こけしそのものの形態や描彩による分類とがあるが、現在では、双方を考慮して次の11系統に分類されている。これらは、(1)土湯系、(2)弥治郎系、(3)遠刈田系、(4)蔵王高湯系、(5)作並系、(6)肘折系、(7)鳴子系、(8)木地山系、(9)南部系、(10)津軽系、(11)山形系、と呼称されその多くは、中心産地の地名をとっている。
これらの産地は、地理的には(1)より(10)へ順次南より北へ分布している。また、こけしの木地を挽くろくろの位置により、縦挽きと横挽きとに分けられるが、(1)~(5)は縦挽き、(7)~(10)は横挽き、(6)は縦横混用で、(6)は系統の上でも(3)と(7)の混血系にあたっている。
伝統こけしの系統は、以前から(10)ないし(11)に分類されている。その違いは、宮城県作並温泉で発生した「作並系」と「山形系」とそこから工人が移動し一大産地に発展した「山形系」を別の系統と見るかの違いです。
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