Quantcast
Channel: こけしおばちゃん
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1909

慈しむ小寸こけし

$
0
0




 『こけし手帖』平成17年8月 535号 「例会ギャラリー」より。
 愛らしい小寸こけしは、私にとって心を和ませ癒してくれています。
 私はいつもは主に定寸こけしを収集しているのですが、素朴なこけしの原形のような小寸こけしにも魅かれるものがあり、入手できる機会には自然に収集に熱が入りました。
 今日見て頂くのは、お気に入りの小寸の数本ですが、工人がこのこけしを作った時の気持などを想像して楽しんでいます。特に、盛秀太郎の極端な細胴には心魅かれます。
 写真の右から、佐藤喜一の小寸で戦前の作で一筆目に花模様で特徴が表れている。二本目は、盛秀太郎作で昭和20年代のもの。中央二本の重治こけしはとぼけた表情が良い。
 写真△痢右二本は、高橋通の作で、鯖湖の中心的な継承者としての雰囲気がある。中央二本は
高橋忠蔵で、戦後間もない頃の作。左二本は、俊雄でずんぐりしたフォルムと配色が魅力である。
 以上。東京こけし友の会 百足正文氏著。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1909

Trending Articles