平成27年7月2日(木)~6日(月)午前10時~4時まで、とげぬき地蔵尊高岩寺信徒会館にて、弥治郎系こけし工人の新山実さん・新山真由美さん・吉野稔弘さんがこけし製作実演をおこなった・会計として新山実夫人の千恵子さんと伯父、佐藤英雄工人に師事修業中の木村敦さんが参加、計5名が来られた。
今年は期間中が梅雨の真っ盛りで雨にたたられ、来館者・売上が気にかかったが、皆さんの努力で例年以上の実績を残した。
会場には電動ロクロを2台据え、ロクロの音が絶え間なく聞こえた。また、こけし描彩は真由美さんが担当し、筆扱いが素晴らしかった。
展示即売品は参加工人と非参加の弥治郎系新山民夫、富塚由香と新山学各工人作。84歳でお元気な学さんはこけしと木地玩具作品、お雛様は人気で、実、吉紀、真由美の各工人が出品していた。
会場には、2方向に プロジェクターを配置、弥治郎こけしの動画が常時投影され入場者が鑑賞していた。
東京国際フランス学園の生徒さんが毎回こけしの絵付けに課外授業として参加し、工人さんが優しく教えている姿は国際親善に役立っていた。
色々な来場者が有る中、弥治郎系こけし工人 新山慶明さんの弟、千葉在住の新山義春さんが来られた。今三郎系系譜に出てくる元工人で、展示してある慶明さんのお雛様を懐かしそうに見ていた。
東京こけし友の会、会長・橋本永興氏著より。
※、毎年、会長より案内状を頂いていますが、残念ながら行けそうもないのです。