伝統こけしは、東北の各地域のよっても違いがあります。
写真の右から
…天攘蓮笹森淳一工人作(6寸・幸兵衛型)。昭和29年生れ。昭和48年より、佐藤善二工人につき木地修業、51年よりこけしを製作している。安定感のある精緻な描彩、凝視度の強い迫力ある達磨が丁寧に描かれている。他に魅力ある牡丹模様の作品も素晴らしい。
◆〇碍膳蓮小林清工人作(4寸)。昭和26年3月26日生れ。昭和51年より、父、小林清次郎工人につき木地修業、55年よりこけしを製作している。このこけしは、父、清次郎の米沢不明こけし復元作(堀実型か?)を倣ったものか。他に黒頭、胴模様の吉太郎型の他、赤いスズラン等数種の胴模様の作品がある。小寸ながら存在感のある温かみのある作品である。
土湯系・阿部国敏工人作(6寸・治助型)。昭和47年9月29日生れ、平成4年より、師匠・阿部敏道、陣野原幸紀につき木地修業を始め、平成5年よりこけしを製作している。筆致鋭く力強い、手慣れた完成度の高い作品になっている。
ぁ‥敕魴蓮ε亙嫦虱差人作(3.5寸・鉄兜マント型)。昭和13年11月23日生れ、昭和44年より、師匠、渡辺定巳につき木地修業を始め、、46年よりこけしを製作している。人気の赤マントを小寸で製作。手の込んだ描彩は小寸であることを感じさせない。流石である。
ァ‥敕魴蓮西山敏彦工人作(えじこ)。昭和34年6月30日生れ、平成7年より、父、西山憲一工人につき木地修業を始め、平成20年よりこけしを製作している。好評のえじこシリーズ、このえじこは意表を突くガラスのキャンディーポットや一輪挿しの中に七福神やダルマ等が込められ、中の様子が外から窺える楽しい作品である。