今年第55回全日本こけしコンクールの林野庁長官賞は、遠刈田系 佐藤保裕工人(昭和35年生まれ)の10号こけし(写真)でした。
佐藤保裕工人は、昭和58年に、父・佐藤今朝吉について木地修業を始め、こけしを作り始める。又、平成10年より広喜型を作っている。
父、佐藤今朝吉工人(昭和5年生まれ)は、昭和28年、高橋富雄に描彩を習う。木地、描彩ともめきめき腕をあげ評判がよかった。我が家にも今朝吉こけしがある。
遠刈田系こけしは、頭が大きく、胴は細めの直胴。菊、梅などの花模様や木目、ロクロ線等多彩。華やかなこけしです。