二十年くらい前の「花へんろ」が再放送されることになった。作者の早坂暁さんは、松山市北条の出身で昨年、88歳で亡くなられたのです。
この映画が作られる頃に、お遍路さんのエキストラに、私のお友だちが出たこともあり、かなり話題になったのです。
早坂さんは、北条の当時は風早町「冨屋勧商場」で生れ育ち、松山中学で学んだ。道路に面した商店「富屋勘商場」は、お遍路さんの通り道お遍路さんでお接待などしながら商売をしていた。映像では、懐かしい北条弁でドラマは進んでいく。私自身も昔の「冨屋勘商場」を知っているのでなつかしく見入ってしまった。懐かしい隣のうどん屋さんに林君というお友だちがいましたが、今どんなにしているのでしょうか?
それより、昭和19年7月27日の松山の空襲で焼け野原になり、松山に住んでいた従兄、従妹たちが我が家に焼け出されてきました。その頃は、我が家は、豊かだったと聞いているから、他家と違ってもめることはなかったそうです。そして、翌年、8月6日朝8時15分、広島にさく裂した原爆は、対岸の北条の浜辺からくっきりと見ることが出来たそうです。私は、まだ2歳だったそうです。
写真の現在の「冨屋勘商場」は、飲食店になっていて、何度も行ったことがありますが、身内のおばちゃんは、少し前に亡くなられたと聞きました。懐かしいですね。