植物が枯れるように、人間も「老いる」。頭では誰もわかっているが、自分だけはいつまでも若い気分でいる。想像力の欠如。そう言えば片付くが、どうして人間の意識は刻まれる年齢に従って成熟して行く様である。
私の場合、幸い、体が健康なので、意識が事実に追い付いて行かないということがある。そして社会は、若いとか若く見えるということが、どうやら価値を持つらしいが、、、現実は何も変わらない。
歳を重ねると体力が衰える。これは仕方がないこと、無理をして頑張ることもできない。だけど、一つだけ若者に負けない能力がある。それはたくさんの思い出を持っているということ。豊かな思い出は高齢者の財産(?)と言えるかもしれない。午後の日差しの中で、古い映画のように様々な映像が脳裏によみがえる。誰にも迷惑をかけない至福の時間なのです。豊かな気持ちになれますね。思い出のつまった引き出しは、放っておくと錆ついてくる。くり返しくり返し開けたり閉めたりしていると、楽に思い出すことが出来るでしょうが、脳の働き具合でどうなるか、、、。この頃、体を使って歩き回るだけが行動ではない。回想の世界を思い起こすのも立派な運動かもしれないと思ったりする。
以前、「あーぁ!歳とるほど辛いもんはない!」といった方がいたけど本当かもしれないなが、そんなことを言っても現実は現実。若くはなれないのです。さぁー明日からも若い気持ちを持って、、、。