山形系こけしは、宮城県作並温泉で修業した小林家が山形で始めた系統で、姿・形は、胴が細く頭が小さい。直胴。現在のものは胴がやや太くなっている。胴の模様は、四弁の梅、桜。頭部には、作並系に似た輪切りに放射線を加えた模様を加えた模様を描き、頭と胴の付け方は、古くははめ込み。今は差し込みになっている。古い山形系の胴が細いのは、子どもがにぎって遊んだ面影を残していると言われている。
平成19年10月、初めて山形の「みちのくこけしまつり」に行った。会場は、広くなかったが、新進の若いこけし工人が招待されていて、嬉しかったですね。そこで、長谷川庄司工人の2尺こけしを求めたのです。写真は我が家の山形系こけし達です。