蔵王系こけしは、青根、遠刈田の技術が、蔵王温泉に移入されて変化、発達した系統で、豪華でボリューム感に富んでいる。姿・形は、胴が遠刈田系より太く直胴で安定感もある。大寸のものはくびれ胴。胴の模様は、重ね菊と桜くずし。ほかにいろいろの植物を描いている。頭頂に赤い放射線のてがらを描くが、黒いおかっぱ頭もある。蔵王系こけしは、山形市、蔵王温泉、温湯町などに分布している。山形系、蔵王系、遠刈田系のこけしは、よく似ているので、各工人の名前で判断しています。
白石のこけしコンクールに行った時、蔵王エコーラインのお釜に二度ばかり登ったが、下りたところに、立派な「みやぎ蔵王こけし館」がある。是非立ち寄って見てください。勉強になりますよ。写真は我が家の蔵王こけし達です。