人生の整理ではないけれど、捨てれるものは捨てようと整理しているが、私には、新聞の切抜きを貼ったスクラップブックがある。いつも、役に立つものとして、切り抜き貼っているスクラップ。中には溜まってそのまま挟んだままになっているのもある。
この記事は、平成4年10月6日から24回続いた「母と私の老い支度」(森南海子・服飾デザイナー)と言う切り抜きです。もう20年前の記事です。
著者の森南海子さんは、昭和9年生まれ。お母様を看ながら、リフォーム(仕立て直し)のデザィナーとして老人のための、身障者のための洋服をデザインして当時、活躍していたのです。大好きでした。今も、お元気なのでしょうか。
読んでいると、20年以上経っていても、老い支度など私には通じることばかりです。最終記事には「その日を生き切る」-恐れず拒まず堂々とー。さまざまの人たちの生き様を考えても、結局、老い支度などいらず、ただその日一日を生き切ればそれでいいと教えられたのです。