全国高校野球選手権大会は、きのう甲子園球場で、大阪桐蔭が三度目の優勝で終わった。勝っても負けても、悔しい思いをした少年たちの流す涙は素晴らしい。一生の宝物になるでしょう。最後に「負けたけど幸せでした!」という言葉は、実に爽やかですね。
場所が甲子園だあろうと、体育館であろうと一人ひとりが主役、少年の涙にいつも感動する。
もう、25年も前になるが、思い出されるのは、息子は中学校のバレーボールのチームにいた。大きい大会にも出ているチームだった。辛い、厳しい練習を重ね、大柄チームでないため、拾ってひろっての練習に徹し、県の総体に臨んだ試合たったが、練習試合でも負けたことのないチームに負けてしまった。試合の後、うつむいて涙しているいる子、じっと一点を見つめている子、うぁーうぁーと泣いている子、私たちは声をかけることも出来ずに遠くから、ただ見ているだけでした。子どもたちの中学生の夏は終わったのです。普段見ることのない少年たちの涙でした。