これは、平成23年4月9日の愛媛新聞の切抜きです。「丹精こけし・表情穏やか」と写真入りで載っている。
久万高原町は、松山から高知に向かう途中に、農林業が盛んな町である。そこに、中田和子さん(写真)という方が、地元の木を使ったこけし作りに励んでいるというのです。地域のお年寄りらにプレゼントするほか、新人作家らが腕を競う全国近代こけし展(日本こけし工芸会主催)で三年連続の入賞を果たし、本年度もさらなる飛躍を目指しているという方です。
中田さんは、木彫りが趣味で30年前から板に花の絵など彫っていた。こけしは4年前、仲間に誘われ、師匠の下で習いはじめ、2008年に新人賞、09年、10年は奨励賞(5位相当)を獲得した。材料は近くの雑木林で切り出したリョウブが中心。堅くて色が白く、つやがいいという。作品は穏やかな表情をした若い女性を題材にしたものが多いという。
愛媛にも、創作こけし工人がいたのです。是非尋ねてみよう!