こけし工人が作る「木地玩具・競馬」
全日本こけしコンクールでは、第1部「伝統こけし」、第2部「新型こけし」、第3部「創作こけし」、第4部「木地玩具」、第5部「応用木製品」の分野がある。 今年の全日本こけしコンクールの第4部の「木地玩具」での「札幌市長賞」は、弥治郎系こけし工人作の「競馬」(写真)でした。...
View Article惜しまれる上甲監督
選抜高校野球で監督として2度の優勝を果たした済美高校野球部の上甲正典監督が2日、胆管がんのため亡くなられた。驚きました。 思えば、今年の選抜予選の試合での上甲監督は、少しやせて顔色が悪かったと誰もが思ったと思う。昨秋から闘病生活だったと知りました。...
View Articleこけし工人が作る「木地玩具・ピエロのおじさん」
今年の全日本こけしコンクールの「第4部・木地玩具」での農林水産大臣賞は、蔵王系こけし工人・阿部進矢作の「ピエロのおじさん」(写真)でした。 蔵王系こけし工人・阿部進矢(昭和12年生まれ)は、一時故郷を離れていたが、昭和40年帰郷後、木地業に専念、こけしを発表したが、驚くべき長足の進歩を示し、父・阿部常吉工人(明治39年~平成3年)に遜色のない佳品を作っている。「伝統こけしハンドブック」より。...
View Articleこけし工人が作る「木地玩具・えじこ台ひな入り」
全日本こけしコンクールの「第4部・木地玩具」での仙台商工会議所会頭賞は、鳴子系こけし工人・吉田勝範作の「えじこ台ひな入り」でした。 鳴子系こけし工人・吉田勝範(昭和29年生まれ)は、昭和45年より、桜井昭二工人に弟子入りし、昭和58年独立して、鳴子こけしの伝統を守りつつ独自のこけしも作って、現在に至る。...
View Article猫じゃらし・狗尾草
日の落ちるのが早くなった。散歩するのに気持ちよくなり、街路樹の足元の「猫じゃらし」(写真)が目に付くようになった。 狗尾草(エノコログサ)でわからない人でも「猫じゃらし」といえば、誰でも「あの草か」...
View Article鳴子温泉のこけしまつり
伝統こけしは、東北地方で作られているこけし。愛媛松山のこけし大好きな私には、あまりにも東北は遠い。でも。平成19年から、山形のみちのくこけしまつりをきっかけに、白石の全日本こけしコンクールに参加している。 今年5月、白石会場で「9月の鳴子のこけし祭りにもおいでや!家に泊まって連れて行ってあげるよ」と毎年参加している仲間の方に言われていた。...
View Article「一本のこけし」
私には思い出深い「一本のこけし」(写真)がある。私の原点ともいえます。 昨日、ブログに書き込んだ、鳴子温泉こけし祭りで、思い出し今、頭の中でめぐっている。 子供の頃、”「~~子!重たかったぞー!」”とボストンバックに積めた一本の尺五寸のこけし父の鳴子温泉旅行のお土産でした。嬉しかったですね。...
View Article伝統こけし。もの語り その三
鳴子「日本こけし館」の館長さんによると、過去に2度の「こけしブーム」があった。「最初は昭和14年~15年、次が高度成長期の40年代。今が3次と言えるかは分かりませんが、数年前から絵付け体験を楽しむ若い人が増えたのは事実です。来館者は女性が7割程度を占めますね。」しかし、現状は厳しい。 「この時機を生かさねばと思っていた矢先に震災。観光客が激減しましたから、、、。」と顔を曇らせる。...
View Article敬老の日
「高齢者多数3296万人、75歳以上8人に1人」と大きく今日の朝刊に載っている。 毎年、このような数字を見ると、切実な気持ちになる。私もタイムリミットなのです。もうあと2.3年です。 松山地方では、70歳以上、あるいは、75歳以上のところもあるが、公民館などでお祝をしていただきます。お食事しながら、演芸や、カラオケ大会などで楽しみます。欠席すれば、500円~1000円の商品券を頂きます。...
View Article100歳のピアニスト
ちょっと前に「百歳万歳」という番組があった。各場所で活躍する100歳の高齢者の姿が映っていたのです。ピアノを弾くお婆ちゃんは、100歳と思えない姿勢のいい姿で私の中に焼きついています。 60歳の手習いではないけれど、今、ピアノを習っている、娘時代は、邦楽を教えていたが、ピアノへ憧れは消えていない。同級生の先生について7年になる。「まだまだバイエルに毛が生えたくらい」と先生は言う。でも、楽しい。...
View Article伝統こけしのふるさと 11系統
東北で生まれた11系統のこけしたち 「三大こけしの発祥の地」の一つ、福島県の土湯温泉でこけし作りを続けている陣野原幸紀によると、こけしは元々お椀やお盆など木製の生活用具を作る「木地師」と呼ばれる職人により、東北地方の温泉地で生まれました。...
View Article青森県の伝統こけし
青森県の伝統こけしは「津軽系こけし」。まず、青森県黒石市大字袋寺富山72番地1号に「津軽こけし館」(写真)がある。 津軽こけし館では、全国から集められた表情豊かな4.000本のこけしが展示されているほか、さまざまな木地玩具が並べられている。また、平成12年4月にオープンした「津軽伝承工芸館」とも隣接した施設です。...
View Article秋田県・木地山こけし展
秋田県の伝統こけしは、木地山系こけしです。 木地山系こけしは、秋田県皆瀬村木地山を中心とする系統で、胴と頭の続いた作り付けのこけし。 頭部には、大きい前髪と鬢に、赤いてがらをつけ、黒いおかっぱ頭もある。 胴は大体太いが、小椋泰一郎家は細い。 初期は写実的な菊模様であった。梅花の前垂れ、縦じまの着物、梅鉢やかすりの模様に前だれを付けたもの。 古くははめ込み。今は作り付け。...
View Article岩手県の南部系こけし
岩手県の伝統こけしは、南部系こけし。伝統的な南部系は、彩色がなされていないもので、古くは「おしゃぶり」(キナキナ)にしたとのこと。頭はゆるいはめ込み式でくるくる回る。頭がグラグラと動く。肩が丸く胴がくびれています。 明治の末頃から鳴子・遠刈田の影響を彩色を施すものも作られるようになったそうです。 写真は、我が家の南部系こけしです。佐々木覚平工人のこけしです。...
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