Quantcast
Channel: こけしおばちゃん
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1909

伝統こけし・もの語り その二

$
0
0

 「東北新幹線古川駅でJR陸羽東線に乗り換えて40分余り。鳴子温泉駅に到着して町を歩き出すと「こけし」が次々と目に飛び込む。まず、こけしのイロハを押さえるべく「日本こけし館」へ。1975年にオープンし、常時約4000点が展示されている「こけしの殿堂」だ。東北六県にある全11系統」のこけしが並び、個性を一目で確認できる。たとえば、山形の蔵王系は、胴の安定感が桑立ち、中央に太い帯をつけたものが多い。胴の模様は花や轆轤線が主流の中、青森の津軽系はねぶたを取り入れたものも。意外に目を引くのが彩色のない岩手・南部系のこけし。子供のおしゃぶり「きなきな」が源流という。そのほか著名コレクターが寄贈した、戦前の貴重なこけしも味わい深い。」
 「伝統こけしに飽きの来くる表情はありません。産地ごとに作り方や特徴の違いがあるのは当然として、同じ系統でもこれだけ並ぶと各工人の個性も見えてくる。」と、菅原和平館長が笑顔で話す。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1909

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>