「春に三日の晴れはなし」とか、「三寒四温」とか、春は、晴れたり、雨が降ったり、寒かったり、暖かかったりと変わりやすい。秋のように長雨が続いたりしない。一雨ごとに春がやってくるのです。
早いものではや三月。俳句では、立春(2月4日ごろ)から立夏(5月6日ごろ)の前日までを春となる。おおよそ陽暦の二月、三月、四月に当たる。
春は万象の変化が多く視野も広い。春の町・春の旅・春の人など用いたり、あるいは主観的に春楽し・春うれしなどいろいろ用いられている。三春は早春・蘭春・晩春、三ヶ月はまた九旬(九十日)に相当するので九春ともいう。
☆ おもしろやことしの春も旅の空 松尾芭蕉