仙台周辺には、秋保温泉、作並温泉がある。作並温泉には、この数年、毎年訪ねているが、今年は、秋保温泉をたずねることにしている。
作並温泉は、約1200年前に行基が発見したという説、約810年前に源頼朝が発見したという説も残る歴史ある温泉郷です。
広瀬川源流の山間に温泉宿が点在し、日本の原風景を思わせる風情が漂う。仙台市街から車で30分で訪ねることができます。
江戸末期から温泉みやげとして、遠刈田の木地玩具を売っていたが、南條徳右衛門、岩松直助、直治らに木地を挽かせ、その後、平賀一家にも伝承され、この地でもこけしを作るようになった。これが作並系こけしです。
作並温泉郷に入ると、平賀こけし店・工房に出会います。ここでは、作並系こけし工人・平賀輝幸(昭和47年生まれ)が、静かにこけしをつくっています。平賀輝幸工人は、昨年、全日本こけしコンクールで、総理大臣賞を受賞しました。これからも期待したいですね。