仙台のこけしたちの本を見ていると、必ず「仙台七夕まつり」が出ている。仙台の女の子たちはこけし人形が大好きです。いつもそばにあって、表へ行って遊ぶときも、その子の背中に、おんぶしてもらうのです。
仙台の町で、お霊屋(おたまや)のお祭りの次にあるのが、七夕のお祭りでした。仙台の人たちは,七夕祭りのことを、たなばたさんと呼びました。
あの仙台の空を埋めつくさんばかりの、風にそよぐ、綺麗な七夕飾りを眺めるのを、仙台の人なら、好きでした。
夏、仙台の森はどこまでも青く、風は青葉城から降りてきて、広瀬川を渡っていくのです。
※ 私の娘時代、北海道から帰り、列車の中から見た、ホームいっぱいの大きな七夕飾りに驚きました。今でも鮮明に覚えています。