昨年5月の白石こけしコンクールで、人気皚気里海韻傾人・土湯系 高橋通工人のこけしが届いた。会場では、すごい競争で、私は求めることが出来なかった。仕方なく注文して帰ったのです。
高橋通工人は、南相馬の工房が、一昨年の東北大震災にあい、山形市で避難生活をしており、南相馬への一時帰宅を繰り返し、工房を守り続ける毎日で不便な状態で、こけしを作っている。先日、その注文していたこけしが届いた。八寸と六寸のこけしです(写真)。
しかも、高橋通工人は、東北を代表するこけし工人・高橋忠蔵(祖父)、高橋佳隆(父)いずれも故人。「忠蔵こけし」の伝統を絶やさないように頑張っている。届いたこけしは、祖父忠蔵の趣を受けて木地描彩ともすごく綺麗です。良かったです。