伝統こけしには、工人が作る「だるまこけし」がある。だるまは、縁起物で知られるだるまは。禅宗のの始祖、達磨大師の座禅姿を人形にしたもの。
だるまおとしや、マトリョーシカのように中をくり抜いた七つだるま、五だるま、三だるかや、起き上がりだるま、姫だるまなどいろいろな種類があります。顔を真っ赤にしているだるま、目を見開いて怒っているだるま、おとぼけ顔のだるま、どれを見比べてもみんな個性的でかわいいなぁー。
描く工人さんの性格があらわれるのが「だるま」と言われています。
我が家のだるまこけしは、まず、作並系・平賀輝幸工人のマトリョーシカや、遠刈田系・小林定雄工人のだるま二本。肘折系・鈴木征一工人のだるま二本。木地山系・小野寺正徳工人のだるま二本、そして、弥治郎系・佐藤慶明工人の十二本と多くのだるまこけしが並んでいる。