おかっぱ頭が特徴的な愛らしいこけしたち。表情はちょっぴりアニメ風に見えますね。写真・青幻舎「こけし」より。
鳴子系こけし工人・伊豆護・徹、親子のこけしです。
「銀山こけし」とも言われ、山形県尾花沢市にある銀山温泉は、NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となった温泉。可愛いこけしは「おしんこけし」とも言われている。
伊豆護工人(大正14年生まれ)は、伊藤松三郎の指導を受けた長兄・定雄の型を継ぐ。鳴子系といっても作りつけ型。昭和13年、14歳の時、兄・定雄が亡くなったため独学で木地習得。木地描彩とも優れていて、銀山こけしを確立したのです。
伊豆徹工人(昭和27年生まれ)は、護工人の長男。昭和48年。父・護につき木地修業。叔父・伊豆定雄の古型を復元して作り、きわめて佳作で一挙に人気が出たという。
※我が家には,35年前に求めた銀山こけし・伊豆護作の八寸こけしが二本あります。おかっぱ頭でくるっとした瞳が可愛いので、我が家でも人気があります。