こけしの虫食いの穴を発見し、その穴から黄色の粉が出てきたときは、即刻、フォルマリン液の注射をするか、DDTの粉末を注入すると、拡大を防ぎます。但し、フォルマリン液は、素人の方が扱うのは危険ですから、薬剤師に相談するといいです。虫は木食いの虫の一種で、大半は山で原木のときに寄生したもので、甘い樹液の樹木に多いのです。こけしの中に、木喰い虫の発生を発見した時は、他のこけし群から隔離しておくことが望ましい処置です。
菅野新一監修『こけし事典』を参照。写真は虫食いのこけしと関係ありません。
※虫食いこけしには、まだ出会っていませんが、水滴が散った時は、赤い染料が流れたことがあります。最近のこけしには、まずないと思いますね。