「第59回全日本こけしコンクール」の各賞の記載された新聞が送られてきた。
私は、毎年宮城県白石市のこけしコンクールに参加しているが、今年は足腰の痛みがあるので参加できなかったが、こけし仲間の何人からは、電話を貰ったり、お手紙を頂いた。嬉しいが、すごくすごく残念でたまらない。
今年の全日本こけしコンクールの最高賞(内閣総理大臣賞)は、弥治郎系・高田稔雄工人(44才)の「幸大型8号」でした。高田工人は、白石市の伝統こけし工人後継者育成事業で初の最高賞受賞者となったのです。師匠は、弥治郎系・佐藤慶明工人とのこと。私は、昭和55年頃から慶明こけしが大好きで、白石を訪ねたときには、必ず工房を訪ねていた。ところが、佐藤工人は一昨年、奥様が亡くなられてとても残念だったのですが、そして慶明工人ご自身もご病気との事だったのです。今回の高田工人の受賞は、とても嬉しく、早速お喜びのお手紙を書きました。おめでとうございます!
弥治郎系・佐藤慶明工人(昭和11年生まれ)は、弥治郎系の名工といわれた、今三郎の長女・キクの長男・佐藤辰雄は兄です。その辰雄工人は、佐藤幸太、今三郎型の後継者で木地描彩とも第一人者であったが平成21年亡くなられた。その兄・辰雄について修業した慶明工人も、今三郎型、幸大型を作り、華美で木地描彩とも優秀で人気が高い。私は大好きな工人です。写真△蓮∈2鷦泙靴森眦長人の「幸大型8号」です。