今年のこけしコンクールで気になるこけし工人がいる。津軽系こけし工人・阿保六知秀(昭和25年生まれ)。昨年のこけしコンクールでは、確か、ご長男の阿保正文工人でした。昨年は土湯系の高橋通工人の話題に気を取られ会うことが出来なかった。
津軽系こけしは、頭と胴がつながった作りつけで、何ともいえない流麗な形が魅力的な絵でぐっと派手になる。毎年、津軽系盛美津雄工人のこけしが出ているか出ていないかでかなり話題になり、なかなか手に入らないのです。今回、津軽系こけし「善二」の型に独自の工夫をこらして描彩を施している六知秀こけしに出会えるのです。