昨日、3月6日は啓蟄。最近は、各誌で季節の変わり目などあまり伝えることがなくなったようなに気がします。ちょっと淋しい事ですね。
「啓蟄」は二十四節気の一つで、月齢に「仲春の月、蟄中咸(みな)動き、戸を啓(ひら)きて始めて出づ」とある。三月六日ごろが、この日に当たる。
土中に冬籠りしていた爬虫類、両生類、昆虫類が冬眠から覚めて、穴から地上に出てくることを言う。実際に蝶、蛇、蛙、蜥蜴等が穴から出てくる時期は、早朝の最低気温が五度以上になったころといわれている。すなわち、南九州は三月上旬であるが、東京では三月中旬から下旬ごろ、北海道では五月になってからである。冬の寒さから解放された喜びや季節の推移を表したものと考えればよい。地虫は土中に住んでいる虫の総評である。
今年の冬はかなり気温が低かったが、日の明るさ、高さ、見る限りでは「春」まっただ中に成りつつありますね。つくしももうすぐのようです。