「こけしのどこがいいの?」、「うわー可愛い!」とか友にいわれるが、そんなこと説明など出来るわけないし、好きなものは好きなのです。 私には、こけしの原点といえる一本のこけしがある。子どもの頃の父の東北旅行のお土産が、尺5寸のこけしだった。それからは、松山のデパートの「東北物産展」にて、弥治郎系の工人さんにお会いしてより魅せられていった。その為の専門書をあさり少しづつ解っていったのです。でも、東北まではあまりにも遠く出向くことは最近まで出来なかったですね。
こけしのどこがいいの?と言われると私は「ときめき」ですとはっきりいえる。あの一本のこけしには、いつも私のそばにあり、父母のこと、家族のこと、豊かだった昔のことを思い出させてくれる大切なこけしです。 いまではどこかのテレビにこけしが映っていると友からすぐ、「今、~テレビにこけしが映っているよ!」とメールで知らせてくれる。嬉しいですね。