今日は立春。暦の上では春が始まり、徐々に寒さが緩んでくるのです。
平成3年2月4日は、いいお天気でした。その日、私は交通事故で大腿部開放骨折、複雑骨折で7ヶ月の入院を余儀なくされ、家族やみんなに迷惑をかけてしまったのです。退院の日、婦長さんが「～さんが歩けるようになるなん！」と言って涙ぐんでいましたね。感謝しています。
入院中、隣の部屋に小学4年生の男の子（Ｈ君）が大腿部骨折で入院してきた。毎晩痛い痛いと泣いていたが、痛みが取れてからは、いつも私のところに来ては遊んでいたのです。そのＨ君が「僕は大人になったらお医者さんになるよ！病気になった子を直してあげる。」と言っていたのです。
それからのＨ君は、中学校、高校、大学（九州大学・医学部）に進み、現在は九州大学の整形外科として活躍している。今も、Ｈ君やお母様からもお便り頂いているのです。これってすごいでしょう？
私は 辛かった入院生活はすっかり忘れてしまったが、立春が来ると、Ｈ君のことを思うのです。
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