「こけし」はいつ頃から?
「こけしはいつ頃から作られているの?」 こけしは、おそらく江戸末期の文化・文政期(1804~1830)には作られていただろうといわれています。 この頃、東北各地にたくさんある温泉地に多くの人々が湯治に訪れるようになった。一日や二日の短い旅ではなく、疲れをいやし、病気を治すために一ヵ月、二ヵ月という長い時をそこで過ごしていった。...
View Article今日は「豆腐の日」。
今日は「とう(10)ふ(2)」の語呂合わせ「豆腐の日」。 奈良時代に遣唐使によって伝わったとされる。当初は寺院で作られ、精進料理として僧侶が食べていた。庶民に広まったのは江戸時代。生で良し、煮て良し、あえて良しで評判となり、料理本「豆腐百珍」は爆発的な人気となった。...
View Article「脳検査」
数年前、ちょっと不安なことがあってから、脳のMRIの検査をしている。 「MRI」は、磁気共鳴を利用した画像摘出法。または、この画像を利用した診断法。放射線被ばくがなく、生体に害を与えずにX線と並んで優れたCT(コンピュータ断層撮影)画像が得られる。軟らかい組織も描出できる利点がある。前面、両横、後ろ面が映し出されるのです。すごい!と思う。...
View Article古鳴子
「古鳴子」こけしとは、、、、 昭和27年深沢要氏(こけし収集家・深沢コレクション)により、提唱された語(追求)「私の鳴子追求を鼓舞するのは古鳴子である」と記している。明確な定義は示されていない。年代の古いまた古風の鳴子こけしという意味であろう。古鳴子を通じるものは巧まざる素朴さと甘くさびた情味であり、深い郷愁の世界にさそわずにおかないのです。...
View Article茶室のこけし
『こけし 美と系譜』より。 「京都・紫野の大徳寺高桐院の松向軒は細川三斎消息の軸をかけ、花釘の竹花入(大心和尚作)に大山蓮の白花をいけた中に置く一本のこけしといえば、やはり胞吉(えなきち)こけしにしぼられてしまう。茶をたて静思の時をすごす相手は寂然の胞吉こけしでこそ、恰好がつくのであった。こけしは一本に始まり一本に終るのであろうか。」以上。写真の胞吉こけしは17僂里海韻靴任后 ※...
View Article新しい伝統 ②
「こけしとマトリョーシカのルーツが同じなのですから、当然のことですが、この二つには様々な共通点があります。道具は同じ様なろくろを使い、日本はミズキやイタヤカエデ、ロシアは白樺や菩提樹の木材をくせかんなで削り出し、その土地の気候風土に育まれ、独自の形や染料による描彩が施されています。...
View Article「七福神」と「マトリョーシカ」 ②
翌日、郊外の小さな博物館(展示館)の様なところに案内してくれた。そこに、日本でつくられた入れ子の七福神が展示されていて、マトリョーシカはその七福神をお手本にして創始されたとの説明を受け、マトリョーシカのルーツが日本の七福神だったと初めて知り、驚いた。...
View Article「七福神」と「マトリョーシカ」 ④
「七福神」と「マトリョーシカ」高橋五郎著より。 、、、、こうした動きの中で、※沼田さんがプロデュースのマトリョーシカの素地にこけしの描彩をコラボレートした「コケーシカ」という新たな木地人形が考案され製品化され、それが少しずつ浸透し、東北各地のこけし工人も多く製作に参加し始めている。多くの人たちも興味を持たれ、関連してこけしを集め出している人が増加の傾向にあるという。...
View Articleホトトギス草
ホトトギス(杜鵑草)は、ゆり科の多年草。山地・岳麓に多い。茎は高さ30~70センチ。葉は互生して、笹の葉に似て先端が少しまがる。茎、葉とも毛が多い。秋、百合の花を小さくしたような花がひらき、内面に濃い紅紫の斑点が密にある。これが時鳥の胸毛の斑点にているので、この名がつけられた。 お花屋さんの店頭で見つけたので、一鉢買い求めました。(写真) ※...
View Article古典人形の美
雛人形に雛道具 衣装人形、御所人形、加茂人形、嵯峨人形 からくり人形、文楽人形、五月人形、伏見人形や奈良人形の古品もひとつふたつ加えて古典人形と呼んでいる。 人形には、どのみち名前はありません。たとえば仮の住まいには仮の名前。もともとこの世が人形にとっては仮の宿りでありましょう。異次元に命をもつ。 この小さな者たちのひとりひとり、おっとりとしているかと思えば、愛くるしく、...
View Article衣裳人形
江戸時代の古い人形は、どんな人形も、みないたみやすくなっていますが、とりわけ衣裳人形の衣裳がいたみやすいと言えましょう。年々、数多くの衣裳人形が失われて、よいものを観賞する機会が少なくなりました。...
View Article加茂人形
柳材を使った木彫の素地に、金襴や縮緬をきちっと木目込んだ加茂人形。骨格を感じさせる木彫のこよなく深い味わいもさることながら、こんな小さな人形を、彫りも彫ったり、衣裳を着せも着せたり、日本人の指先の器用さをまざまざと見せつけられる人形です。...
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