木地山系こけし展と 泥湯温泉 №1
平成26年8月17日東京発7時16分のつばさ123号に乗車。新庄への車内はお盆のため早朝なのにかなりの混雑。新庄から奥羽本線で湯沢へ、12時10分着。...
View Article木地山系こけし展と泥湯温泉 №2
泥湯温泉への途中、木地山では故小椋久太郎工人の旧家が大きな石碑とともにそのまま残っていた。今ではお孫さんやご親戚の方がたまに訪れるほかは無人となっているとのこと。 ここから下がって泥湯温泉へ。こけし友の会の原会員の50年前の紀行文と重なりながら、今では舗装道路となっているが当時の面影が十分感じ取れる。...
View Article佐藤英之こけし
弥治郎系こけし工人・佐藤英之(昭和52年生まれ)は、サラリーマンを経験した後、平成14年より父の佐藤誠孝工人の下で木地修業を始め、祖父の誠型を主に継承し弥治郎系こけし製作を行う三代目です。 佐藤誠型・小倉嘉三郎型・大野栄治型・本人型(赤城山のレンゲツツジ)こけしおよびロクロ技術を応用した入れ子等を製作しています。...
View Article「佐久間俊雄のこけし」
『こけし手帖』平成27年1月 648号「例会ギャラリー」こけし友の会・田宮順一氏より。 昨今、第三次こけしブームなどと謳われているが、戦前の第一次、高度経済成長期の第二次とは趣が違う。 若い女性を中心に、各々がこけしに付加価値を見いだし、こけし界に旋風を巻き起こしている。こけし戦国時代の幕開けである。...
View Article鳴子こけし祭り(人形の家)
『こけし手帖』平成27年1月 648号より。国府田恵一氏著より。 東京近辺では今年(平成26年)最後となるこけしのイベント「鳴子こけしまつり(横浜人形の家展)」が11月の29、30の両日開催された。今年は会期が土・日の2日間で昨年より1日少なく、また会場の場所も変わって、一回り小さな場所になっていた。さらに、人形の家の入館料(大人400円)も必要ということで、厳しい経済状況が窺われた。...
View Article絶世の美女こけし №1
数あるこけしの中でも絶世の美女と言われているこけしがあるのを多くの人達はご存知でしょうか。 現在多くの人達がどのようなこけしを求めているのか販売状況を見ていますと、以前は土湯系のこけしが全盛を極めていましたが、最近は津軽系全盛の感があります。こけしの好みも時代によって変化すると思いますが、好みは別として絶世の美女と言われているこけしとはどのようなこけしなのでしょうか。...
View Article絶世の美女こけし №3
疎開先の鳴子の旅館の立ち並ぶ温泉旅館は全て学童達で溢れていました。街のあちこちに店があり、木の人形が並んでいたのです、こけしと言う名前を知り興味を覚えた記憶がありありと思いだします。 一年近く鳴子での生活でしたが、こけしを手にすることは適いませんでした。これが私にとって始めてこけしに出会った時と場所です。...
View Article佐久間常雄ーこけし蒐めの縦・横・ナナメ
『こけし手帖』平成27年2月649号「例会ギャラリー」佐藤英里子氏著より。 友の会60周年の記念展示「友の会の名品と思い出のこけし」(平成24年7月~10月、カメイ美術館)に、私は佐久間常雄の小さなこけしとエジコを2本づつ出品しました。(写真) なぜ佐常なの?と先輩方に声を掛けて頂き、個人的な思い出のこけしとしての佐常ー佐久間常雄について、その後も色々知ることが出来ました。...
View Article「えひめ国体閉幕」
第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」は最終日の10日、松山市上野町の県総合公園ニンジアムスタジアムで総合閉会式が行われた。会期前を含め計18日間にわたり全国のアスリートが競い合ったスポーツの祭典が幕を閉じた。...
View Article「先ずは11系統を揃えよう」
こけしの集め方・楽しみ方(2) ー命娠Δら1番目は【蔵王型】遠刈田系から分かれた系統で、遠刈田系よりも胴が太く重量感に富んでいます。頭部は黒く塗り潰したオカッパ頭もよく見られます。 ⊆命娠Δら2番目は【山形系】作並系から発展した系統です。頭頂部には環状の赤い飾りを描きます。胴はやや細めで、華やかな花模様を胴一面に描いています。...
View Article弥治郎こけし初挽き
『こけし手帖』平成27年2月 649号より。 平成27年弥治郎こけしの初挽きは小野宮惟喬親王神社・こけし神社にて、1月2日午前10時より挙行された。 今年の初挽き実演者は武田憲好工人。寒くて手先が思うように動かない状態で素早く作り上げ、出来上がったこけしはこけし神社に奉納された。...
View Article芹沢洋治こけし
芹沢洋治工人は仕事で福島県の高湯温泉に滞在された際にこけしと出会い、昭和48年頃から篠木利夫・渡辺義雄両人より木地・描彩の指導を受け、こけし製作を始める。 昭和62年に福島県から長野県茅野へ移られ白樺湖にてユースホステルの経営に従事される。...
View Article小松五平のこけし
好みの工人のこけしは自然に多く集まってくるもので、私のお場合は西山勝次、新山栄五郎、阿部常吉等と並んで外鳴子小松五平もその一人である。五平のこけしの多様で古風な胴模様と素朴で情味深い表情は、古鳴子の味わいを感じさせ、蒐集意欲を大いに刺激される。特に大正期の古作から昭和13年頃までの五平のこけしは秀逸と思う。大寸から小寸までそれぞれがそれぞれの良さを持ち、バラエティに富んで見飽きない。...
View Article秋田県こけし展
第39回秋田県こけし展は平成27年3月14日(土)・15日(日)の2日間、秋田県湯沢市の「犬っこまつり」と同日時に湯沢市市民プラザで開催された。 私は14日夕方、大雪の予報の中、秋田新幹線で東京を発ち大曲で奥羽本線に乗り換え、夜9時30分過ぎ、無事雪の降る湯沢駅に着いた。...
View Article秋田県こけし展
コンクール受章者は秋田県知事賞・三春文雄、湯沢市長賞は阿部市五郎、秋田県魁新報社賞・小野寺正徳、河北新報社賞・小椋英二、朝日新聞社賞・本間功、毎日新聞社賞・菅原修、読売新聞社賞・佐藤達雄の7工人であった。 無審査工人は高橋雄司工人、阿部陽子工人の二名である。長い間木地山こけしを作り、その優秀な技術と地元に貢献されていることが評価されたとお聞きした。...
View Article小林清次郎さんを思う
平成27年3月11日小林清次郎さんの訃報を聞き残念に思っている。 山形系こけし工人 小林清次郎、文字どおり小林家を、更に言えば山形こけし界を代表する工人で、誰にでも歯に衣着せぬ山形弁でズバリと思う事に直言する人であった。 私なども「東京こけし友の会」会長在任中は、特に会への批判を浴びせられたものであった。もとより私も議論が好きな方であったので、必ず言い返し、決着がつかない事も多かった。...
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